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2013年05月21日 10時23分

ドン・キホーテが、デジタルデータ共有ファイルサーバ用ストレージ基盤に「EMC VNXe3150」を採用

大容量データの受け渡し作業の負荷や同一データの重複保存の問題を解消。ストレージ専任技術者いらずの簡単ウィザード使用で、設定作業は数時間で完了

ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社ドン・キホーテ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 兼 CEO 安田 隆夫)が、映像コンテンツ制作業務のITインフラで、映像素材を共有するためのファイルサーバとして、ネットワールドが提供するEMC社製ハイスペック・エントリーストレージ「EMC VNXe3150」を導入し、2013年3月より本番稼働を開始したことを発表します。
ドン・キホーテは、IR活動や店舗業務等で利用する映像素材をすべて自社内で制作しており、数10~100GB以上の大容量データが、制作担当者間で日常的にやりとりされます。従来は、映像素材をクライアントPCのハードディスク(HDD)に保存・管理していましたが、慢性的な容量不足、同一データの重複保存、信頼性・データ保護への不安がありました。「EMC VNXe3150」による新しい環境では、これらの問題を解決しつつ、データへのアクセスは従来のPC内蔵ハードディスク利用時よりもレスポンスが速くなり、全体の業務効率が向上しました。また、「EMC VNXe3150」は、各種ウィザード機能が充実しているため、SI事業者に外注せずに自社内で構築・運用可能であることに加えて、導入支援したネットワールドが提供する充実したドキュメントや、迅速な対応が高く評価されました。


◆ 導入の背景
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ドン・キホーテは、日用雑貨から食品、家電製品に至るまで、豊富な品揃えで高い人気を獲得しています。小売業を取り巻く環境が厳しさを増す中、同社では「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホーテ」や、DIYストア「ドイト」やスーパー「長崎屋」など約250店の店舗網を展開し、増収・増益の快進撃を続けており、そのビジネスを下支えするITシステムが重要な役割を担っています。
ドン・キホーテでは、投資家向けのIR活動や店頭での商品・サービス紹介、接客教育などに利用する映像コンテンツを自社内で制作しており、撮影から編集作業に至るすべてのプロセスを自社要員で行なっています。
従来は、こうした業務に使用する映像データを個々の担当者のクライアントPCのハードディスクで保存・管理していましたが、映像データは大容量なため慢性的な容量不足状態にあり、信頼性にも不安がありました。また、複数の担当者で共同作業を行う場合に、映像素材のコピー作業に手間や時間がかかり、同じデータが別々の場所に重複してしまうという問題がありました。
そこで、映像コンテンツ制作業務用ファイルサーバの導入を決断し、高い信頼性・可用性とコストメリットを兼ね備えた「EMC VNXe3150」を選択しました。


◆ 採用のポイントと導入成果
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「EMC VNXe3150」は、手軽に導入できるエントリークラスの製品でありながら、4コアの高性能プロセッサを採用していることに加え、高速なSSDを搭載可能で、中~上級機並みの高度な機能を装備していることが採用のポイントとなりました。
また、ITインフラに関わるTCO削減が重要な課題であるため、すべて自社内要員だけで構築・運用が行えることが要件でした。VNXe3150は、「共有フォルダウィザード」や「VMwareウィザード」、「汎用iSCSIストレージウィザード」などのウィザード機能があらかじめ用意されており、ネットワークストレージに精通したエンジニアでなくても簡単に各種の設定が行うことができる業界でもトップレベルの使いやすさが高く評価されました。必須要件であったActive Directlyとの連携作業もGUI操作で非常に簡単にでき、機器設置などの物理的な作業も含めて2日間で環境構築が完了しています。
現在は、映像編集作業などにおいて、VNXe3150上のデータにアクセスする際、PC内蔵のハードディスクで作業していた従来よりもむしろレスポンスが高速になり、担当者間でのデータの受け渡し作業も不要になったため、全体の作業効率が大幅に向上しました。また、突然のハードディスク障害などで対応に苦慮することもあった従来と比較して信頼性が向上し、容量不足の問題も解決しました。
ドン・キホーテでは、ファイルサーバとしての活用にとどまらず、VMware仮想化基盤への適用やユニファイド機能の活用など様々な用途を検討しており、引き続きIT環境の改善を推進することで現場のビジネスを後押ししていきたい構えです。


※導入構成イメージ図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2013/0521.htm

※EMC製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/emc/main.htm


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株式会社ネットワールド
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