2012年10月02日 14時38分
ヴァイサラBAROCAP(R)とHUMICAP(R) 圧力・湿度センサーを搭載した火星探索機「Curiosity」が火星大気環境での探索を続けています。
Helsinki, 2012年10月2日 14時05分 - (JCN Newswire) - ヴァイサラBAROCAP(R)とHUMICAP(R) 圧力・湿度センサーを搭載した火星探索機「Curiosity」が火星大気環境での探索を続けています。
センサーはフィンランド気象研究所(FMI)で開発された計測機器の一部として火星大気環境での過酷な条件下で圧力や湿度を正確に計測し、そのデータ収集に貢献しています。
ヴァイサラはこのプロジェクトに標準仕様のヴァイサラHUMICAP(R)湿度センサーとカスタマイズされたヴァイサラBAROCAP(R)圧力センサーを提供しています。両センサーともに、火星の大気環境に適していることを実証するため、FMIによる宇宙空間適性試験も実施されました。さらにFMIは、ミッション遂行の必要要件を満たすために、ヴァイサラBAROCAP(R)圧力センサーに独自の改良・修正を加えました。
ヴァイサラの技術は、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(Mars Science Laboratory略称:MSL)プログラムの全期間(火星年の1年、地球上の686日間)にわたり、圧力と湿度の時列的な計測データ収集に使用される予定です。また、FMIの計器はゲールクレーターにかつて存在したかもしれない水の形跡や残留物などの検知にも利用されています。さらに探索機は、探索区域の環境条件、地質的特長、構成条件などの観察も実施しています。
ヴァイサラは1988年よりFMIの宇宙探索プロジェクトに自社センサーを提供して参りました。今回は、FMIがヴァイサラの技術を採用した5回目の宇宙関連プロジェクトとなります。
「フィンランド気象研究所はセンサのみでなく、ヴァイサラの科学的で、技術的な知見からも利益を得ています。24年間にわたるヴァイサラとの宇宙探索プロジェクトの共同研究はその証しといえます。」とFMIのレーダーと宇宙技術研究リーダー、アリーマッティ・ハリー氏は話しています。
ヴァイサラBAROCAP(R)とHUMICAP(R)センサーの技術はラジオゾンデ、気象ステーションや様々な工業用の計測機器など、幅広いヴァイサラ製品に応用されています。
概要:ヴァィサラ
ヴァィサラは、環境/産業計測分野の世界的なリーディング企業です。75年以上の経験を生かし、当社は、気象関連および産業市場向けの製品、ソリューション、サービスを総合的に提供することで、よりよいクオリティ・オブ・ライフの実現に寄与しています。本社はフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国で1400人の社員を有し、NASDAQ OMX Helsinkiに上場しています。 www.vaisala.co.jp
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