AEROPRES

2012年08月13日 11時59分

パナソニック : KWNグローバルコンテスト 2012 、グランプリはシンガポールの作品が受賞

パナソニックは、ロンドンのグランド・コノートルームにて現地時間8月10日に「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルコンテスト2012」の表彰式を行い、シンガポールのセンブワング中学校の作品がグランプリに選ばれました。今回の表彰式では、世界31カ国/地域の718校から最終審査に残った6校の代表が集まり、グランプリの他に撮影賞やドキュメンタリー賞などの各部門賞が発表・表彰されました。
環境とコミュニケーションを子どもの目線で

大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- パナソニック株式会社は、ロンドンのグランド・コノートルームにて現地時間8月10日14時より「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルコンテスト2012」の表彰式を行い、シンガポールのセンブワング中学校の作品がグランプリに選ばれました。今回の表彰式では、世界31カ国/地域の718校から最終審査に残った6校の代表が集まり、グランプリの他に撮影賞やドキュメンタリー賞などの各部門賞が発表・表彰されました。

今年の最終ノミネート6作品には、リサイクルや環境問題、家族や友人との絆など様々なテーマを取り上げた作品が残り、その中から身近な家族の自殺とその背景にあるコミュニケーションの難しさを切実に訴えたシンガポールのセンブワング中学校の作品「The First Appearance of Light(曙)」がグランプリに輝きました。また日本の代表作品で東日本大震災の影響をインタビュー取材した福島県いわき市立磐崎中学校の作品「We Are From…(私たちの福島)」はベスト・インタビュー賞を受賞しました。

KWNはパナソニックが次世代育成支援活動の一環として、世界各地の小中学校を対象にビデオ機材を提供し、ビデオ制作を通じて子ども達の創造性・表現力を育成する教育支援プログラムです。1989年に米国で始まったKWNは、今年で23年目を迎え、これまでに累計16万人以上、年間約1万人の子ども達や先生が参加しています。

KWNグローバルコンテストは、「環境」と「交流」をテーマに5分以内のビデオ作品を募集し、各国・地域のコンテストで優勝した代表作品を集めた中からグローバル審査を実施。各国KWN事務局が平等に投票する一次審査に続いて、映像専門家やジャーナリストで構成されたプレミア審査員による最終審査でグランプリと各部門賞が決定されます。

なおKWNグローバルサイト(http://panasonic.co.jp/kwn/)では、今回の表彰作品および各国のKWN代表作品を動画(英語)にてご覧いただけます。

「KWN グローバルコンテスト2012」

受賞作品


国/学校名
作品タイトル/粗筋

グランプリ
脚本賞
シンガポール
Sembawang Secondary School (センブワング中学校)
The First Appearance of Light (曙)
ひとつ違いの仲の良い姉妹。その姉が性的虐待を受けて自らの命を絶った。悲劇の事実を、妹や友人などが客観的に語る。友人、家族との密なコミュニケーションが大事だということを訴える作品。

映像効果賞
米国
Val Verde High School (ヴァルヴェルデ校)
Fuhgeddaboudit! (リサイクルだろ!)
捨てられたゴミたちとゴミ箱が分別とリサイクルの大切さを語るアニメ作品。分別されなかったゴミのたどる運命に怯える空き缶などがコミカルに描写されている。

撮影賞
中国
Beijing Wanquan Primary School (北京万泉小学校)
Balcony Sunshine (陽だまりの屋上)
吃音が悩みの少女が、クラスメートの男子と一緒に詩の朗読練習を屋上で行う。助け合いながら最後に少女の悩みを克服するストーリー。

ベストインタビュー賞
日本
福島県いわき市立磐崎中学校
We Are From… (私たちの福島)
東日本大震災によって故郷を追われバラバラになってしまった生徒達。その後再会を果たした彼らが、それぞれどのような気持ちでその時を過ごし、どのような思いで今生きているかをありのままに語る作品。

ベストリサーチ賞
マレーシア
Dato’ Abdul Razak School Seremban (ダトゥー・アブドゥル・ラザク・セレンバン中学校)
The Factory Chicken (大規模養鶏と環境問題)
マレーシアの日常食の「鶏肉」。欠かせない食材が実は美しい村の環境を脅かしているという事実に目を向けている。悪臭や公害問題の出易い大規模養鶏に対し、環境に配慮した平飼いの良さを見直すことを提案する作品。

ベストドキュメンタリー賞
英国
Knox Academy (ノックスアカデミー中学校)
Knife Crime (ナイフ犯罪)
「護身のため」と称してナイフを持った結果、犯罪に巻き込まれる若者たち。この問題について様々な人たちの意見を紹介しつつ、「ナイフをもたなくても・・」と訴える作品。

各受賞作品は、下記グローバルコンテスト特設サイトにてご覧ください。
【公式WEBサイト】 http://panasonic.co.jp/kwn/

-- 「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」とは

KWNは1989年にパナソニックの米国現地法人が米国の公立小中学校を対象にビデオ撮影・編集機器を提供し、子どもの視点でニュースを制作するという教育プログラムとしてスタートしました。その後全米50州に展開、近年は欧州・東南アジア・日本などグローバルに展開し、現在では世界31の国と地域から718校が参加しています。
KWN活動の狙いは、ビデオ制作を通じて子どもたちの創造性と表現力を育てることにあると同時に、環境問題や地域社会の問題などをニュースに取り上げる中で、子どもたちの社会意識が高まり、作品制作過程での共同作業を通じてチームワークが育まれるといった教育的価値も現場から報告されています。さらに最近では、世界に広がるKWN参加校のネットワークを生かして、参加校同士の国際交流も活発化しています。今年に入ってネット接続のスマートTVやビデオ会議システムによる国際交流会も実施されています。

なお、KWNに関する詳細は、下記のサイトをご参照ください。
【KWN活動全般に関するサイトURL】 http://panasonic.co.jp/kwn/  (日本語ページ)
【KWNを含めたパナソニック社会貢献活動サイトURL】 http://panasonic.co.jp/citizenship/

パナソニックでは、KWNの他にも小中学校児童を対象に「エコ絵日記コンテスト」や「ロープジャンプ大会」「環境学習出前授業」など様々な活動を「パナソニック・キッズスクール」として展開しており、現在では世界中で年間46万人以上が参加しています。
今後も世界の子どもたちの健全な成長と人々の相互理解促進を願って次世代育成支援活動を発展させて参ります。


【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社
コーポレートコミュニケーション本部
広報グループ
(東京)03-3436-2621
(大阪)06-6908-0447


パーマリンク:http://www.businesswire.com/news/home/20120810005772/ja

英語文:http://www.businesswire.com/news/home/20120810005773/en