AEROPRES

2016年07月05日 11時50分

“ゆとり”から“団塊”まで…世代入り乱れるカオスな職場で上司・店長が身を守るための3つの「境界線」!

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都/社長:米田 光宏)は、「アルバイト&パートの職場におけるコミュニケーションのありかた」に関する意識調査を実施いたしました。その調査結果を『上司・店長からの働きかけに対する「OK」「NG」』としてまとめましたので、抜粋してお知らせいたします。
■上司・店長が身を守るための3つの知るべき「境界線」
(1)【戦力化マネジメント】の境界線
過度な『期待』や『戦力化』は、『ブラックバイト化』と表裏一体!
(2)【飲みにケーション】の境界線
『休日バーベキュー』は意外にOK!でも『サシのみ』はやっぱNG!
(3)【SNSつながり】の境界線
『LINE』はいいけど、『Facebook』はごめんなさい!

調査・分析担当者より  ツナグ働き方研究所 所長:平賀充記
マクロ的には少子高齢化による労働人口の構造変化、足元では空前の人手不足感、これらの影響を受け、アルバイト・パートの職場はますます「多様な働き手」で構成されるようになってきました。このように職場のカオス化、あるいは職場の劣化が叫ばれるこの時代、職場のコミュニケーションにおいて明暗を分けるOKとNGの境界線を考察しました。

■店長や上司からの働きかけ…OK度ランキング
1位 敬語での会話 
2位 趣味の話
3位 理念の共有
4位 業績の共有
5位 お客様からの評価の共有


(1)【戦力化マネジメント】の境界線
褒められて伸びる時代?表彰制度はOKだけど目標設定はNG!
店長の右腕任命もリスク大!
過度な『戦力化』は『ブラック化』と表裏一体!
今回の調査では企業や店舗の理念や業績を共有する「経営との一体感」系のスコアは全世代でOKが70%代と高く、むしろ求められている傾向が明らかに。逆にバイトリーダーや店長の右腕を任せる「本格的戦力化」系NGが約60%とやはり本来補助的労働力であるはずのアルバイト・パートスタッフには過度なコミュニケーションのようです。その中間で興味深いのが「やりがいの刺激」系。「表彰制度」はOKが54.9%ですが、「目標設定」は47.8%がNG。褒められたいけどノルマはイヤ、ここがどうやら境界線のようです。

また世代別の傾向で特徴的だったのが、全体ではかなりNGだった「店長の右腕任命」項目において、学生だけOKが51.1%と、"アリ"になっていること。 ゆとり世代の「マジメで従順」「断れない」という特徴が見てとれます。頑張りすぎる学生についつい依存してしまうことは、ブラックへの境界線を越えてしまうリスクがあることを、このポジティブなスコアが逆に示しているようです。まさに戦力化とブラック化は表裏一体なのです。


(2)【飲みにケーション】の境界線
「職場の飲みって、強制ですか?」という某ドラマのセリフの真偽は?
意外に休日バーベキューや忘年会などのイベントはOK!
でも、やっぱりサシ飲みはNG!
「飲みにケーション」を「休日の交流・忘年会などの飲み会」と「さし飲み」に分けて聞いたところ、前者は42.5%、後者は32.6%。やはり「職場飲み」は"ナシ"ということのようです。

ただし、世代別で見ると、「休日の交流・忘年会などの飲み会」は「学生」でOKが51.8%、「35歳以下主婦」で50.9%と"アリ"なのです。全体的に"ナシ"傾向を高めているのは逆に中高年世代で、若者世代は休日バーベキューも"アリ"。飲みにケーションの境界線はここです。

(3)【SNSつながり】の境界線
35歳以下の「学生」「フリーター」「主婦」はOK多数!
35歳以上はNGが多数という分かりやすい二極化傾向に!
「LINEの交換」は35歳という年齢が境界線!
プライベートの友人とつながるのは当たり前のSNSですが、職場となるとどうなのでしょうか。「メアド、LINEの交換」のOKが44.7%、「SNS上でのグループ申請」32.3%、「SNS上での友達申請」32.4%と、3項目ともに"ナシ"と言える結果となりました。

ただし、飲みにケーションと同じく、世代間でおおきな差が見てとれます。特に「メアド、LINEの交換」においては、35歳以下の「学生」「フリーター」「主婦」ともにOKが60%くらいの水準で、逆に35歳以上が40%前後という分かりやすい二極化傾向。一方、「SNS上での友達承認」は全属性で"ナシ"でした。便利な連絡手段としてはOKだけど、プライベートまで見られる関係性はNG、ということでしょうか?LINEは"アリ"でFacebookが"ナシ"。ここにもおおきな「境界線」が存在すると思われます。



■「アルバイト&パート 職場コミュニケーション調査2016調査概要
●調査対象:18〜69歳までの3,000人
●調査目的:職場の上司や店長からのさまざまな働きかけ(コミュニケーション)が、望まれ、許容されるコミュニケーションか、嫌悪されるのか、また各世代や各属性においての差異の傾向はあるのか、という実態に迫った。

※ 本リリースは抜粋しております。調査全文は、下記よりダウンロードください。
http://corporate.tsunagu.co.jp/info/release/2016062901436.html


【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ)
mp_info@tsunagu.co.jp  牧戸 050-3816-5568