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2014年10月17日 13時07分

米国麻酔科学会年次集会で発表した新しい臨床研究で、Oxygen Reserve Index(TM) (ORI(TM))の利点を提示

マシモ (NASDAQ: MASI)は、マシモの最新の非侵襲性患者モニタリングパラメータ、Oxygen Reserve Index (ORI)を評価する新しい臨床研究により、ORIが潜在的な低酸素症に関する詳細な警告を提供でき、長時間の挿管の前や最中に臨床医が最適な酸素供給を行うのに役立つことを本日発表しました。
IRVINE, CA, 2014年10月17日 12時05分 - (JCN Newswire) - マシモ (NASDAQ: MASI)は、マシモの最新の非侵襲性患者モニタリングパラメータ、Oxygen Reserve Index (ORI)を評価する新しい臨床研究により、ORIが潜在的な低酸素症に関する詳細な警告を提供でき、長時間の挿管の前や最中に臨床医が最適な酸素供給を行うのに役立つことを本日発表しました。[1]

この研究は、ニューオーリンズで開催された世界最大の麻酔学イベントの米国麻酔科学会(ASA)年次集会で、1,000件以上の中から最優秀アブストラクト12件のひとつに選ばれました。

ダラスのテキサス大学サウスウェスタン小児メディカルセンターで、Peter Szmuk博士他が、プレオキシゲネーション中に肺で使用可能な酸素、安全な無呼吸、リオキシゲネーションの追跡にORIを使用しました。治験責任医師は次のように述べました。「プレオキシゲネーションは経過時間の変化によって酸素飽和度が100%に達する場合があるため、この研究は酸素飽和度低下進行の兆候の開発に役立つでしょう。」

パルスオキシメトリ(SpO2)は、低酸素症や酸素正常状態の患者の動脈血酸素化の際に、非侵襲性の継続的な可視性を実現しています。酸素投与中に臨床医は、高酸素状態の程度を確認するため、断続的で遅延型の酸素分圧(PaO2))を使用することが多いです。侵襲的な試料採取の場合、採取間のPaO2が測定されないため、不測の低酸素症または意図しない高酸素症が起こることがあります。

マシモの11番目のrainbow(R)パラメータ[2]のORIでは、適度な高酸素範囲(が約100~200mmHg)の酸素化状態について、リアルタイムの可視性を提供します。ORIはSpO2モニタリングとPaO2測定を補完するものであり、置換するものではありません。ORIは単位のつかない0.00~1.00の「インデックス」パラメータで、変化する場合があり、臨床医に患者の予備酸素摂量の変化を知らせるアラームのオプションがあります。

研究者はIRBと保護者の同意を得て、外科手術で全身麻酔と経口気管内挿管の予定のある小児患者17人の分析も行いました。

マシモRadical-7(R)パルスCOオキシメータを使って光学データが収集され、センサ設置時から挿管後に換気を再開して5分経過するまでを記録しました。

SpO2 98%へのORIアラーム開始からの平均時間(±SD)は40±52秒でした。リオキシゲネーション中の、SpO2 98%からORIアラーム停止までの時間は、65±31秒でした。

「酸素飽和度低下の進行予測は、手術前後のモニタリングに大いに役立つでしょう。」と研究者は述べました。「ORIアラームにより、潜在的な低酸素症を回避するための警告がより早いタイミングで出されるようになり、長時間の挿管の前や最中に酸素投与を最適化するのに役立ちます。」

「マシモは、Szmuk博士と同僚の皆様が今年のASAでその達成内容に高い評価を受けたことに、お祝いを申し上げます。」と、マシモ創設者でCEOのJoe Kianiは述べました。「博士らによるORI評価を下地として、臨床面での意思決定と患者の転帰改善するように設計されたこの有用な非侵襲性パラメータを他の臨床医の皆様も活用できるようになるでしょう。」

Radical-7(R) with ROOTは、ORIパラメータでCEマークを取得しました。FDAの認可は未取得なため、米国では販売されません。

[1] Szmuk P, Steiner J, Olomu P, Dela Curuz J, Sessler D. "Oxygen Reserve Index - a New, Noninvasive Method of Oxygen Reserve Measurement" Proceedings of the American Society of Anesthesiologists, Oct.14, 2014, New Orleans, BOC12, Room 275-277

[2] 11のパラメータには次のものがあります。1) 酸素飽和度 (SpO2)、2) 脈拍数、3) かん流指数(PI); 4) 脈波変動指標(PVI)、5) プレチスモグラフィーによる呼吸数(RRp)、6) ヘモグロビン総数(SpHb)、7) 酸素含有量(SpOC)、8) 一酸化炭素ヘモグロビン(SpCO)、9) メトヘモグロビン(SpMet)、10) 分画酸素飽和度(SpfO2)、11) 予備酸素摂量指数 (ORI)

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は、患者ケアを大幅に改善する革新的な非侵襲性モニタリング技術のグローバル大手で、「解決不能な」問題を解決を支援します。1995年に同社は、Masimo SET(R)というMeasure-Through Motion and Low Perfusionパルスオキシメトリを発表しました。この製品は誤警報をほぼ無くし、臨床医が生命を脅かす事象の検知を支援するパルスオキシメトリの機能を向上しました。100件以上の独立した客観的な研究で、患者の動きや末梢かん流などの最も厳しい臨床条件でも、Masimo SET(R)は他のパルスオキシメトリ技術より高い性能を示しました。2005年にマシモはrainbow (R) Pulse CO-Oximetry(TM)技術を発表し、以前は侵襲的な手術を必要としていた血液成分モニタリングを、非侵襲的かつ継続的なものとしました。この技術は体動時にもSpO2と脈拍数を測定できるだけでなく、ヘモグロビン総量(SpHb(R))、酸素含有量(SpOC(TM))、一酸化炭素ヘモグロビン(SpCO(R))、メトヘモグロビン(SpMet(R))、PVI(R)、およびかん流指数(PI)も測定できるものです。2008年にマシモは、事象発生時の救急活動失敗により起きる回避可能な死亡や外傷を、病院が回避するのに役立つように設計された遠隔モニタリングおよび無線臨床医通知システムのPatient SafetyNet(TM)を発表しました。2009年にマシモは、初の商用利用可能な、非侵襲的かつ継続的な音響呼吸速度(RRa(TM))モニタリングの、rainbow(R) Acoustic Monitoring(TM)を発表しました。Masimo SET(R)およびMasimo rainbow(R)技術は、全世界の医療機器メーカー50社以上の多重パラメータ患者モニタ100種以上に搭載されています。マシモは1989年に「非侵襲性モニタリングを新しい場所や用途に展開することで、患者の転帰を改善し、医療費を削減する(Improving Patient Outcome and Reducing Cost of Care ... by Taking Noninvasive Monitoring to New Sites and Applications(R))」という使命を掲げ、設立されました。マシモとその製品について詳しくは、 www.masimo.com にあります。

将来予想に関する記述

このプレスリリースには、1995年の私募証券訴訟改革法に関連して、1933年の米国証券法第27条A項と、1934年の米国証券取引法第21条E項に定義されている将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、当社に影響を与え、リスクと不確実性の対象となる将来の出来事に関する現在の予測をベースにしています。これらすべては予測困難で、多くは当社にとってコントロール不能であり、将来予想に関する記述に明示された内容が実際の結果が大幅に異なるか逆となる原因となる場合があります。これには次のような各種のリスク要因があります。臨床結果の再現性。Masimo ORIにより非侵襲性の継続的な患者モニタリングを実施して、すべての患者への事前治療介入を可能にする動脈血の溶存酸素状態を常に可視化できるという当社の仮説。当社が米国証券取引委員会(SEC)に提出した最新報告書の「リスク要因」セクションに記載された他の要因。このような最新報告書はSECウェブサイト( www.sec.gov )から無料で入手できます。我々は将来予想に関する記述に反映されている予測が合理的であると信じていますが、予測が正しいものと実証されるかどうかは不明です。このプレスリリースにあるすべての将来予想に関する記述は、前述の注意書きにそのすべてが適格であると明示されています。

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