AEROPRES

2014年07月15日 11時14分

VMware NSXと連携する米Arista社のクラウドネットワーク向けスイッチを販売開始

仮想ネットワークと物理ネットワークをVXLANゲートウェイ機能で接続

ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド (本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、データセンターに最適なスイッチを開発する米アリスタネットワークス (Arista Networks) 社とディストリビューター契約を締結し、本日7月15日より、10/40ギガビットのイーサネットスイッチ「7050シリーズ」、「7150 シリーズ」を始めとして、同社の全スイッチ製品を販売開始します。
アリスタネットワークスのスイッチは、VMware社のネットワーク仮想化およびセキュリティプラットフォーム「VMware NSX」と連携してSoftware-Defined Data Center (SDDC) を実現するNSXエコシステムパートナー製品です。ネットワールドは、VMware認定ディストリビューターとして、今年6月からいち早く「VMware NSX」の取り扱いを開始しており、「VMware NSX」とアリスタネットワークスのスイッチソリューションを連携するシステムの総合的な技術支援を提供します。

アリスタネットワークスのスイッチは、半導体メーカーが供給する汎用チップを搭載した、低遅延かつ低消費電力で、VMwareやOpenStackと連携可能なLinuxベースの専用OSである「EOS (Extensible Operating System)」を搭載しています。
「EOS」は、オープンなAPIである「EOS API(eAPI)」によりサードパーティツールやアプリケーションとの連携が容易で、「eAPI」を用いた「DirectFlow」機能によりスイッチのフローコントロールをプログラマブルに行うことで、効率的なトラフィック管理が可能となります。
また、複数のAristaスイッチを一括設定・集中管理できる機能を持つ「CloudVision」や、導入時の作業を自動化できる機能を持つ「Zero Touch Provisioning」により、スイッチ導入時の作業工数とヒューマンエラーが削減され、サービス開始までの時間を大幅に短縮でき、トラブルシューティングも効率的に行うことができます。さらに、ユーザはアリスタネットワークスのスイッチ上でLinux用アプリケーションをインストールすることもできます。例えば、サーバで標準的に利用されているPuppet/Chef等の管理ツールから管理するためのパッケージをインストールすることで、サーバ同様の自動化管理環境に組み込むことも可能です。

アリスタネットワークスのスイッチの最大の特長は仮想化環境との親和性の高さです。「VMware vCenter Sever」と通信し「vMotion」を用いて仮想マシンが移動した際には、ポートプロファイルやVLAN(Virtual LAN)等の情報を動的に変更する「VM Tracer」機能を実装しています。
さらに、Aristaスイッチは、従来のレイヤー3ネットワークに制限されずレイヤー2ドメインを拡張するオーバレイ技術であるVXLAN(Virtual eXtensible LAN)のゲートウェイ機能をハードウェアで実現し、VMware NSXと連携することができます。物理スイッチがVXLANゲートウェイとなることで、仮想ネットワークのレイヤー2ドメイン拡張に、物理ネットワークも含めることができます。
ネットワールドは、複合システム検証センター「GARAGE (ガレージ)」、製品出荷前の稼働検証を行う「プリ・インテグレーションセンター (略称 PIC)」を完備しており、NSXエコシステムを構成する関連製品を含め、Software-Defined Data Center(SDDC)の確実かつ速やかな導入を支援しています。
今回のディストリビューター契約により、NSXエコシステムパートナーであるアリスタネットワークスの製品、ならびに保守の提供を開始すると共に、「VMware NSX」とアリスタネットワークスのスイッチとのインテグレーションサービスも提供する予定で、「GARAGE」および「PIC」にて「VMware NSX」とアリスタネットワークスのスイッチとの連携の事前検証、技術支援を行います。


◆ アリスタネットワークスのスイッチの販売について
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◇販売開始:2014年7月15日
◇販売経路:ネットワールド、および同社販売パートナー経由

◇製品仕様と価格 (主なモデル)

 7150S-64
 ポート構成:48 x SFP+, 4 x QSFP+
 スループット:1.28Tbps
 パケット処理性能:960Mbps
 参考定価(税別):4,900,000円~

 7050S-64
 ポート構成:48 x SFP+, 4 x QSFP+
 スループット:1.28Tbps
 パケット処理性能:960Mbps
 参考定価(税別):3,700,000円~

 7050T-64
 ポート構成:48 x 1/10G BASE-T, 4 x QSFP+
 スループット:1.28Tbps
 パケット処理性能:960Mbps
 参考定価(税別):3,700,000円~

 

◆ アリスタネットワークスのスイッチの特長
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1. VMware NSX連携
VXLANのゲートウェイとして、「VMware NSX」と連携することができます。VXLANによるネットワークオーバレイにより、レイヤー3ネットワークに制限されないマルチテナント環境を実現することができます。

2.運用コストの削減
「ZTP(Zero Touch Provisioning)」
ソフトウェアイメージやスタートアップコンフィグの導入など、スイッチのイニシャルコンフィギュレーションを人の手を介さずに実行できる機能です。ラッキング、ケーブリング、パワーオンだけでスイッチの導入、交換が可能となります。
「CloudVision」
XMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol)により、スイッチを一括設定、集中管理する機能です。設定変更や障害発生時のログ取得等、作業者の工数削減と迅速なトラブルシューティングに貢献します。

3.アプリケーションのニーズに応えるプログラマビリティ
「eAPI (EOS API)」
「eAPI」はJSON-RPC over HTTP/HTTPS によって、Arista EOSのCLIに外部から接続するAPIです。「eAPI」により、サードパーティツールやアプリケーションとの連携が容易になります。「eAPI」を用いて、スイッチのフローコントロールをプログラマブルに行う「DirectFlow」を利用することが可能です。
また、ユーザが独自のCLIコマンドを作成して利用したり、EOS上でユーザが作成したVirtual Machineを稼働させることも可能です。


◇報道関係者お問い合わせ先
株式会社ネットワールド
マーケティング本部 MARCOMグループ 蔦谷(つたや)
TEL:03-5210-3911  E-mail:pr@networld.co.jp

◇製品ならびにご購入に関するお問い合わせ先
株式会社ネットワールド マーケティング本部 製品担当
TEL:03-5210-5187  E-mail:arista-info@networld.co.jp