2012年12月27日 09時10分
東芝セミコンダクター&ストレージ社

東芝: デジタルカメラ向けCMOSイメージセンサの発売について

― 業界最高解像度の20メガピクセルを実現 ―

東京--(ビジネスワイヤ)-- 東芝は、コンパクトデジタルカメラで主流となっている1/2.3型の撮影素子サイズで業界最高解像度(注1)となる20メガピクセルを実現したBSI(裏面照射)型のCMOSイメージセンサ「TCM5115CL」を開発し、2013年夏から量産を開始します。

新製品は、業界最小(注2)となる画素サイズ1.2マイクロメートルの画素を採用することで業界最高解像度となる20メガピクセルを実現しました。また、当社独自の画素設計技術とプロセス技術により、従来の16メガピクセル製品(画素サイズ1.34マイクロメートル)と比較して、飽和電子数(注3)が単位面積当たり15%改善したので、より鮮明な画像を実現します。

また、動画撮影においてもフレームスピードを、1080pモードで60フレーム/秒、720pモードで100フレーム/秒を実現しています。これによりHD動画の高速撮影が可能になるとともに、よりなめらかな動画のスロー再生が実現できます。

当社は、今後もコンパクトデジタルカメラ向けのCMOSイメージセンサの開発と販売を強化し、2015年度には市場シェア30%を目指します。

注1 1/2.3型の撮影素子サイズにおいて。2012年12月26日現在。当社調べ。
注2 1/2.3型の撮影素子サイズにおいて。2012年12月26日現在。当社調べ。
注3 飽和電子数:単位画素当りで蓄積可能な最大電子数。

製品化の背景

近年、コンパクトデジタルカメラ市場では、より高解像度の製品が求められていますが、解像度が高い製品は撮影素子サイズが大きいため、デジタルカメラの筐体が大型化してしまいました。そこで、当社はコンパクトデジタルカメラで主流となっている1/2.3型の撮影素子サイズで、業界最小となる画素サイズ1.2マイクロメートルの画素を採用することで業界最高解像度となる20メガピクセルを実現しました。


新製品の概要

製品名称:
TCM5115CL

サンプル出荷:
2013年1月

量産時期:
2013年夏

量産規模:
月産30万個

光学フォーマット:
1/2.3型

画素数:
20メガピクセル

画素サイズ:
1.2マイクロメートル

フレームレート:
30フレーム/秒
(20メガピクセル・10ビットRAW)
60フレーム/秒 (1080P)
100フレーム/秒 (720P)


お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
アナログ・イメージングIC事業部 TEL:044-548-2825

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

本資料に関するお問い合わせ先:
東芝セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel:03-3457-3405
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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