2012年12月25日 09時51分
株式会社東芝

東芝 セミコンダクター&ストレージ社の環境活動への取り組みについて

-ISO14001統合認証取得-

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、2007年度から全世界の半導体関係拠点でISO14001注1認証取得の統合化を進めて来ましたが、今般、ストレージ関係拠点も含めた統合認証を取得しました。これに伴い、各拠点の環境マネジメントシステム(EMS)を統括するメインシステムを通じて環境経営を推進するとともに、環境活動に役立てていきます。

■ISO14001認証取得状況
対象範囲:カンパニーおよび国内14サイト、海外7サイト
認証機関:JACO(株式会社日本環境認証機構)、DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社

従来は個別の製造拠点でISO14001の認証を取得していましたが、環境活動が拠点毎の部分最適になりがちで、グループ全体では必ずしも最適とはいえないものも見受けられました。
今回のISO14001認証統合化に際し、各拠点の環境マネジメントシステム(EMS)をサブシステムとして活かしながら、それらを統括するメインシステムを構築することで、製造から開発、販売までを包括した統合EMSを実現しました。この統合EMSにより、以下のような効果を見込んでいます。
-- トップの環境経営方針をグループ全体に周知、徹底する体制の構築。
-- 環境保全に関して、グループ全体で最適な経営資源の配分。
-- 温室効果ガス排出量や廃棄物最終処分量など、全体の目標を個別の拠点に割り当てる機能の拡充。
-- 双方向型のグローバルな環境情報ネットワークの構築。

また、本EMSを活用して、今後下記に取り組んでいきます。
-- 各国/地域の製品環境法規制への対応
現地情報を吸い上げ共有化することで、近年、各国/地域で進むRoHS指令注2やそれに類する規制、EUのREACH規則注3など、複雑さを増す各種法制に対応するためのネットワーク強化。
-- 情報共有化と地域ニーズに即した活動の深化
他拠点の環境活動を知り、地域の特性に配慮した自分たちの活動へ応用することで、社会からの要請に応えられる体制作り。

今後も、全体を俯瞰した戦略の策定を行い、PDCA(Plan、Do、Check、Action)をグローバルに展開することで、より効果的な環境負荷低減の活動を進めて行きます。
その他、環境配慮型製品の開発、提供によって社会に貢献するという意識、活動の浸透をこれからも進めていくことで、更なる成果に結び付けて行きます。

注1: ISO14001:国際標準化機構(ISO)が1996年9月に制定した環境マネジメントシステム (EMS)の国際規格で、PDCAサイクルを繰り返すことにより、環境マネジメントのレベルを継続的に改善していこうというもの。
注2: RoHS指令(Restriction of the use of certain hazardous substances): 電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令。
注3: REACH規則(Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals):化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則。

■本年度の認証取得拠点一覧

本年度の認証取得状況、拠点一覧は以下のセミコンダクター&ストレージ社環境報告書の最終章(資料)に記載しています。
※URL: http://www.semicon.toshiba.co.jp/environment/document/index.html

連絡先

問い合わせ先:
東芝セミコンダクター&ストレージ社
玄地恵/野口邦男
Tel: 03-3457-3367
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

パーマリンク: http://www.businesswire.com/news/home/20121221005161/ja/