報道関係各位
2022年12月27日
超音波システム研究所
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メガヘルツの超音波発振による、新しい表面検査技術
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超音波システム研究所は、
対象物の表面を伝搬する超音波データの解析実績から
メガヘルツの超音波発振による、新しい部品検査技術を開発しました。
オリジナル超音波プローブの発振制御による
「音圧・振動」測定・解析技術を応用した方法です。
目的(対象物の表面を伝搬する振動モード)に合わせた
超音波プローブの開発対応による、
コンサルティング・超音波評価技術の説明対応を行っています。
新しい超音波発振制御技術の応用です。
対象物の音響特性に合わせた、
メガヘルツの超音波伝搬状態に関する非線形現象を利用することで
対象物の表面状態に関する新しい特徴を検出することが可能です。
特に、発振・受信の組み合わせによる
応答特性を利用した
基板部品の表面検査や、精密洗浄部品の事前評価・・・に関して、
超音波振動の新しい評価パラメータとなる基本技術です。
表面弾性波の伝搬現象に関する、超音波のダイナミック特性を
測定・解析・評価に基づいて
論理モデルを構成・修正しながら検討することで
目的(評価)に合わせた効果的な利用を可能にしました。
超音波の送受信について
対象物を伝搬する特性を検出するために
対象物の振動特性に対応した、
以下の組み合わせを標準として測定・解析・評価します
<標準測定>
送信 :超音波プローブ 発振型(共振・非線形タイプ)
受信1:超音波プローブ 測定型(共振タイプ)
受信2:超音波プローブ 測定型(非線形タイプ)
参考:超音波プローブのタイプ
1)超音波プローブ 発振型(共振タイプ)
2)超音波プローブ 発振型(非線形タイプ)
3)超音波プローブ 測定型(共振タイプ)
4)超音波プローブ 測定型(非線形タイプ)
5)超音波プローブ 発振型(共振・非線形タイプ)
超音波プローブの概略仕様
発振・測定範囲 0.01Hz~100MHz
コード長さ 10cm~
対象材質 ステンレス、樹脂、セラミック、ガラス・・・
検査装置・対象物・治具・・の音響特性を、
評価パラメータに合せて発振制御することで、
効果的な送受信データから表面状態を検出します。
この技術は、超音波洗浄に関して
洗浄バラツキを発生する原因を明確にします。
従って、超音波制御による
表面処理・洗浄・攪拌・加工・・対応・対策を可能にします。
超音波プローブ(発振型、測定型、共振型、非線形型)の製造技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1566
超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=16309
メガヘルツの超音波発振制御プローブ
http://ultrasonic-labo.com/?p=14570
メガヘルツの超音波を利用する超音波システム技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=14350
超音波発振システム(20MHz)の製造販売
http://ultrasonic-labo.com/?p=1648
超音波発振システム(1MHz、20MHz)
http://ultrasonic-labo.com/?p=18817
200MHz以上の超音波伝搬現象による表面改質処理
http://ultrasonic-labo.com/?p=2433
<ノウハウ>
超音波発振に関する、発振(音響)特性
超音波受信に関する、受信(音響)特性
超音波伝搬に関する、伝搬(音響)特性
上記の特性を測定解析(注)により評価して、
適切な組み合わせを利用することがノウハウです
注:音圧測定の時系列データに関して
1:非線形現象の解析(自己相関、バイスペクトル解析)
2:応答特性の解析(インパルス応答、パワー寄与率)
上記に基づいて、
超音波の伝搬現象を、以下のように分類します
<超音波伝搬特性(音響特性)の分類>
1:線形型
2:非線形型
3:ミックス型
4:ダイナミック変動型
( 4-1:線形変動型 4-2:非線形変動型 4-3:ミックス変動型 )
この分類を、超音波利用目的に合わせて
発振制御条件(スイープ発振条件)として設定します。
環境・条件・・により
複数の発振を組み合わせる場合も同様ですが
相互作用に対する測定確認が不十分だと
ダイナミックな非線形現象は発生しません。
分類の詳細
1:線形型(キャビテーション主体型)
超音波の発振周波数に対して
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
低調波(発振周波数の1/4、あるいは1/2)
から高調波(発振周波数の1倍、・・3倍)の範囲で
若干の変化がある状態
注:低調波(発振周波数の1/8)以下の場合
低周波の共振状態により、不安定な共振と干渉が発生し
安定した状態が実現しない傾向になります
2:非線形型(音響流主体型)
超音波の発振周波数に対して
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
高調波(発振周波数10倍以上)の範囲で
若干の変化がある状態
注:高調波は、超音波振動子、発振プローブ・・の
表面状態の工夫(特願2020-31017 超音波制御)により
発振周波数の100倍を実現することも可能です
3:ミックス型(キャビテーションと音響流の組み合わせ型)
超音波発振部材の設置方法や接触部材・・・の相互作用により
発振周波数に対して
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
低調波(発振周波数の1/8,1/4、あるいは1/2)
から高調波(発振周波数の1倍、・・10倍)の範囲で
自然に発生する、大きな変化がある状態
コメント
上記の1,2,3は、基本的な伝搬状態ですが
振動現象が、安定して長時間同じ現象を続けるためには、各種制御・・工夫が必要です
上記の1,2,3は、単調な発振状態を継続すると
周波数の低下や超音波の減衰現象が発生し
超音波の利用効果は小さく、無くなっていきます
そのために、実用的には、変動型を利用することが必要です
4:変動型(各種制御による変化を利用するタイプ)
4-1:線形変動型
複数の超音波発振部材や発振制御・・を利用して
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
低調波から高調波を、
目的の範囲(発振周波数の1/8~10倍程度)で
制御可能にした状態
4-2:非線形変動型
複数の超音波発振部材や発振制御・・を利用して
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
低調波から高調波を、
目的の範囲(発振周波数の1/2~50倍程度)で
制御可能にした状態
4-3:ミックス変動型(ダイナミック変動型)
複数の超音波発振部材や発振制御・・の
音響特性や相互作用の確認に基づいて
伝搬状態の主要(最大エネルギー)周波数が
低調波から高調波を、
目的の範囲(発振周波数の1/16~100倍程度)で
制御可能にした状態
を開発しました。
参考動画
表面検査
https://youtu.be/5c8JQfrIrxw
https://youtu.be/qNN05L0HFBE
https://youtu.be/V2tH7dTN5f8
https://youtu.be/z9edBWQi8Do
https://youtu.be/Xba8vqtG-M4
https://youtu.be/bE5LcqbUkXM
https://youtu.be/pf067L50YK8
https://youtu.be/ZtG5VpzYcf0
https://youtu.be/LoxaHRDZ0PQ
https://youtu.be/6qsI9F2VCEs
https://youtu.be/JwcN4q35-cY
https://youtu.be/I97IGYB1Hwo
https://youtu.be/W1HgHs0Q-6U
https://youtu.be/4K0Q6eJgHEA
https://youtu.be/2logdjg3fqs
https://youtu.be/NWOVAUZopJ0
https://youtu.be/fTkZyRbmOB8
https://youtu.be/eVd8-eWek6w
https://youtu.be/lnCKi94_vUg
https://youtu.be/XnS2-CouYog
https://youtu.be/G232y8v1kHo
https://youtu.be/xutFByfB9WU
https://youtu.be/Vbhn7vkZ1wE
https://youtu.be/taOpQkUFias
https://youtu.be/RlzkNoqU9gc
https://youtu.be/rTVRTNwiDoc
https://youtu.be/4dfgXoiZwZQ
https://youtu.be/HKFb3Krg-D8
https://youtu.be/_Xrnh8za57w
https://youtu.be/GP4518Fpwu0
https://youtu.be/paGSeduPErs
https://youtu.be/YB9hcekBY04
https://youtu.be/Nuz7R_R0Er0
https://youtu.be/yf8-hsVcCTE
https://youtu.be/CBqfMZiJB5M
https://youtu.be/HSSOmDhSHqo
https://youtu.be/v6Rfg9rJYbA
https://youtu.be/OWGvB4FxVeQ
https://youtu.be/CFrcRzfHryI
https://youtu.be/VLBDuUWEXTw
https://youtu.be/SHbkoX1IphA
https://youtu.be/1kvaTLltdkQ
基礎実験
https://youtu.be/3XajC4mMIVI
https://youtu.be/_2AYWI6tQCk
https://youtu.be/rNuhdD7lxes
https://youtu.be/LKV_87I3VxE
https://youtu.be/BOz0W3x0obs
https://youtu.be/Go3TCAEA0Ck
https://youtu.be/KnXtsbDLBSY
https://youtu.be/zlRFn-xvE0Y
https://youtu.be/QEupvqtr_S8
https://youtu.be/HiNm0ppzrHc
https://youtu.be/XSIv4YvlEN4
https://youtu.be/M2-32d4hy6A
https://youtu.be/8zOwm6P6tWQ
https://youtu.be/hVPsGXjytgI
https://youtu.be/rX0MHvGa6nM
https://youtu.be/FiBykhZTHkQ
https://youtu.be/62_3GoCXiGc
https://youtu.be/KJ5r-4ByBVM
https://youtu.be/N3blQvwHQz4
https://youtu.be/d6AM5tGWmAI
https://youtu.be/5eF2UZjGUo4
https://youtu.be/3wNt0Es_wZQ
https://youtu.be/67cuE3nCrUw
https://youtu.be/pcRQepDqiSM
https://youtu.be/a7MzX-vx8is
https://youtu.be/sv7xLLdAOS0
https://youtu.be/Dy3GaPVLsJk
https://youtu.be/lDtBxINYcJc
https://youtu.be/IG2Hs44jSe0
https://youtu.be/YF5Af2a-McU
https://youtu.be/nSfRTqk49nY
https://youtu.be/bRgZ7XzwqSY
https://youtu.be/7q6jV59EYU4
https://youtu.be/418OjQ7MeOg
https://youtu.be/9HVeg3cofQk
https://youtu.be/uzJp6s7SbRQ
https://youtu.be/KZIFha3q2qo
https://youtu.be/_voJ6lOW1Zk
https://youtu.be/an8Qpsv6rzc
https://youtu.be/dR7RZsxHP_0
https://youtu.be/xRVXL-Zeqtw
https://youtu.be/mitcYmUHk1Y
https://youtu.be/hgIaCZm1muc
https://youtu.be/-zokAxI1Ns0
https://youtu.be/qMxjNJRSyIU
https://youtu.be/WlspjQ4oLeY
https://youtu.be/SdVxY7qeHWg
https://youtu.be/j-IvB_xbASY
https://youtu.be/qJTSiK2Q_v8
https://youtu.be/eFTwB1w6l9E
https://youtu.be/6QjZ5YDQ9Mo
音圧データ解析
https://youtu.be/_roc4htobfc
https://youtu.be/Nsspm7tzzvY
https://youtu.be/-P5r0kg3_Wc
https://youtu.be/xpYakJz-ISY
https://youtu.be/-8Pt4GeNfIw
https://youtu.be/co37_Bahj18
https://youtu.be/RF5XK80aMUs
参考
超音波伝搬現象の分類に基づいた、超音波プローブの製造技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=14210
メガヘルツの超音波洗浄器
http://ultrasonic-labo.com/?p=1318
超音波素子(圧電素子)の調整技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1584
超音波の非線形振動現象をコントロールする技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=11267
ファインバブル(マイクロバブル)を利用した超音波洗浄機
http://ultrasonic-labo.com/?p=2906
超音波プローブ、超音波システムの開発技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1522
小型ポンプによる「音響流の制御技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=7500
超音波の音圧測定・解析システムと超音波発振制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1546
新しい超音波発振制御プローブの製造方法
http://ultrasonic-labo.com/?p=1184
超音波を利用した機械加工・溶接技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=17796
超音波現象と論理モデルの統合
http://ultrasonic-labo.com/?p=14726
超音波のダイナミック制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1575
超音波を利用した「振動計測技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=16046
超音波(音圧測定解析、発振制御)システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1173
超音波による表面検査技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=17135
【本件に関するお問合せ先】
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東京都 八王子市 明神町2丁目25-3
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