2022年10月04日 10時26分
株式会社ネットワールド

ブロードバンドタワー、国産クラウドサービス「c9 Flex」のストレージ基盤を Dell PowerStoreで刷新し、大幅な性能向上とリソース有効活用に成功


ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社ブロードバンドタワー(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋)が、自社開発の国産クラウドサービス「c9 Flex(シーナイン フレックス)」のストレージ基盤刷新プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するデル・テクノロジーズ社製スケーラブル・オールフラッシュストレージ「Dell PowerStore 500T」(以下、PowerStore)が導入され、本格稼働開始したことを発表します。

ブロードバンドタワーでは、顧客企業のビジネスを支えるc9 Flexのストレージ選択において、信頼性と性能の高さを最重視しましたが、PowerStore のIOPS値は既存ストレージの約1.7倍で、VMware環境の構築作業などもストレスなく行えるようになりました。大量のバッチ処理が集中する夜間帯にも、十分な余裕を確保できています。
また、デル・テクノロジーズの「Future-Proofプログラム」では、4:1のデータ容量削減を保証していますが、実際には14:1~18:1もの容量を削減。ラックスペースは従来の約1/5程度となり、コスト削減にも寄与しています。
さらに、PowerStoreはスケールアップ/スケールアウトに対応しており、急速なデータ容量増加やシステムの負荷増大にもスピーディに対応することができます。
PowerStoreの導入により、コストパフォーマンスの高いストレージ基盤に刷新することができました。

今回の導入に際しては、ネットワールドの構築支援サービスが活用され、これによりプロジェクトをスムーズに進めることができたと高く評価されました。


◆ 導入の背景と選定のポイント
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国内データセンター事業者のパイオニアとして、日本のインターネット黎明期から高品質なサービスを提供し続けてきたブロードバンドタワーは、現在、データセンター、クラウド、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、MSPなど、幅広い領域にわたるソリューションを展開しています。
そのサービスの1つであるc9 Flexは、1サーバーあたり100Mbps~1Gbpsのネットワーク接続を完全月額定額制で利用でき、突発的な需要増大があってもコスト面の不安がなく、各種セキュリティソリューションも充実しているほか、パブリッククラウドと組み合わせたハイブリッド・クラウド環境も構築できます。顧客企業のビジネスを下支えする重要なサービスだけに、同社ではc9 Flexを構成するインフラの整備・拡充にも継続的に取り組んでおり、サービスの中核を担うストレージ基盤は、サービス提供開始以来定期的に入れ替えを行ってきました。

製品選定で特に重視したのは性能と信頼性、および最新ファームウェアへのアップデート等を行う際のダウンタイムを極小化できることでした。ブロードバンドタワーでは以前から「Dell Unity」などのデル・テクノロジーズ製ストレージを活用しており、同社製品の性能や品質を高く評価していましたが、他社オールフラッシュ・ストレージとの比較した結果PowerStoreはコストパフォーマンスが圧倒的に優位でした。


◆ 新システムの導入効果と今後の展開
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新しく導入したPowerStoreは、2022年6月より本番稼働を開始。IOPS値が既存ストレージの約1.7倍にアップするなど大幅な性能向上を実現し、VMware環境の構築作業などもストレスなく行えるようになりました。大量のバッチ処理が集中する夜間帯においても、十分な余裕を確保できており、インフラの安定性やお客様へのサービス品質をより高めていく上でも、大きな効果がありました。
高効率な圧縮・重複排除機能も、リソース有効活用に威力を発揮。デル・テクノロジーズの「Future-Proofプログラム」では、4:1のデータ容量削減を保証していますが、実際には14:1~18:1もの容量削減が実現できています。同じ数のシステムを載せる場合でも、従来の約1/5程度のスペースで済むため、今後のコスト削減にも大きな効果を発揮すると期待されています。
またPowerStoreはスケールアップ/スケールアウトの両方に対応しており、急速なデータ容量増加やシステムの負荷増大にもスピーディに対応することができます。通常のストレージの場合、RAIDグループごとの増設となるため、複数本のドライブを同時に増設する必要がありますが、シェルフ側にその分の空きがない場合もあります。これに対して、PowerStoreなら、ノードやディスクシェルフ単位での増設はもちろん、ディスク1本からでも柔軟に拡張できるので、余分なシェルフを買い足す必要がありません。

さらに、デル・テクノロジーズのリモートサポートサービス「Secure Connect Gateway (旧称 Secure Remote Services)」により設定が簡単に行えるようになった上に、クラウドベースの運用監視ツール「CloudIQ」を用いて、ストレージ基盤内のPowerStore/Unityを一元管理できることなどから、使い勝手や運用管理性に対しても、高い評価が寄せられています。

ブロードバンドタワーでは、クラウドサービスの提供だけでなく、お客様のプライベートクラウド構築支援にも注力しており、今回のストレージ基盤改善の経験とノウハウを最大限に活かして、今後、顧客向けソリューションでもPowerStoreの活用を進めていく計画です。


◆ 株式会社ブロードバンドタワーについて
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https://www.bbtower.co.jp/
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6
ブロードバンドタワーは、高度な運用技術と信頼性の高いハウジングサービス、インターネット接続サービス、およびクラウドサービスを提供しています。アクセスの良い都心にインターネットデータセンターをはじめとしたネットワークインフラストラクチャー資産を有し、インターネットサービス提供企業をはじめとした、多数の企業から高い信頼を得ています。またDell PowerScale等のビッグデータ対応ソリューションを提供しています。

※導入システム図を以下でご覧いただけます。
https://www.networld.co.jp/news/details/20220930113347.html
※導入事例の詳細は以下をご参照ください。
https://www.networld.co.jp/casestudy/20220930180905.html

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