■コロナ死の5.8倍多い自殺死の事実
わが国の2020年度人口動態統計によると、新型コロナウイルス感染を原因とする死亡より自殺による死亡の方が5.8倍も多く発生していることがわかりました。
NHK特設サイト 新型コロナウイルス日本国内の死者数(NHKまとめ)による2020年度中の新型コロナウイルス感染に伴う死亡者数の累計は3,492人でした。対して厚生労働省による令和2年(2020)人口動態統計(確定数)による自殺者数は20,243人と、日本における自殺者数は5.8倍(20,243÷3,492より)、新型コロナウイルス(以下 コロナ)感染死より多い結果でした。自殺する方の背景には主にうつ病にかかっていることがわかっています。かつそのうつ病とは、蓄積した脳の疲労が解消されず、破綻した病理構造を持つことが示唆されています。加えてコロナに感染すると、「ブレイン・フォグ」という頭に霧がかかったような後遺症で悩まされる方が増えています。従って脳の疲労や「ブレイン・フォグ」を解消することは、自殺対策に直結します。
■9月10日は「世界自殺予防デー」
9月10日の「世界自殺予防デー」からの一週間は、2006年10月28日に施行された「自殺対策基本法」と2007年6月に閣議で決定された「自殺総合対策大綱」にて「自殺予防週間」と定められています。そこでは自殺に関する誤解や偏見をなくすために、行政と市民とは連携して、啓発活動を強力に推進することとなっています。また「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業及び啓発活動を実施することになっています。コロナ禍が3年も継続する中とはいえ、コロナ死の5.8倍も多い自殺防止に向け市民の一人ひとりも、自殺対策に直結する脳の疲労や「ブレイン・フォグ」を解消することが求められています。
■当社代表による自殺予防の実績
当社代表 櫻澤博文は、産業医として日々、企業で消耗・疲弊し病欠する労働者の支援を1998年から開始して24年になります。その間、メンタルヘルスの失調者には食事内容が朝食欠食、洋食や加工食品中心、偏食といった食育不良が背景にあることを検証してきました。そして朝食から和食中心食へと整えることが心身不調の発生を低下させる効果があることも、お茶の水女子大学との共同研究で明らかにしました。それら成果は栄養学において権威ある海外の著名雑誌に次から次に掲載されました。「インパクトファクター(IF)」という、どれだけ科学的に影響を与えたのかの指標でいうならば8以上と、少なくとも8本の論文に引用されることで科学の発展に貢献してきた実績があります。
加えて、食事摂取内容を改善することなく、従来の投薬中心の「富士モデル」という行政施策が、却って自殺を増加させてしまったこと精神神経学雑誌にて2011年に明らかにしました。
日本国全体では減少図:https://iil.la/TovPrPv
逆行して富士市では増加図:https://iil.la/ZexMKIE
参考サイト:合同会社パラゴン.「富士モデル」は「不治」も出る!|産業医対象の研究会で解説された「不眠」と「うつ」との関連性紹介
URL: https://pro-sangyoui.com/3696
以上のように、治療ではなく予防や、更には健康増進に取り組む産業医を「メンタル産業医」と命名すると共に、その具体的内容を産業医や衛生管理者を対象とした『ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門』(日本医事新報社)という書籍や、キャリアコンサルタントや人事労務担当者を対象とした「キャリアコンサルティングに活かせる 働きやすい職場づくりのヒント」(金剛出版)の監修執筆を通じて公開かつ公表してきました。そしてそれらを厚生労働省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」で2017年から4年連続、講師として展開してきております。
NHK福井提供の報道内容動画:https://youtu.be/uf_QJpaGRSk
また治療効果が期待できず長期、就労不可状況を強いられている患者向けに、心理学の老舗である金剛出版から「メンタル不調者のための 復職・セルフケアガイドブック」を刊行してもらうことで積極的に社会に還元させてもらっています。
出版社による書籍URL:https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b514872.html
■最新医学に基づいた脳の疲労解消方法を凝集した書籍刊行に参画
このように食事のみならず有益な生活習慣が、最先端の科学的研究から把握されると同時に効果についても検証されてきています。例えば望ましい睡眠のとり方についても明らかになってきました。これらを誰でも日常生活の中に取り組むよう心掛けることで、脳の疲労や「ブレイン・フォグ」も解消できることがわかってきました。
それらをアチーブメント出版が取りまとめることとなり、2022年8月5日に「5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった 究極の疲れない脳」という題名にて発売されました。
産業医や衛生管理者しか知ることはなかった最新知見を、誰もがわかり易い文体にて、そして具体的に摂取すると良い食事内容を紹介することとなりました。
誰でも明日といわずこれからの食事に工夫として加えると、効果が実感できるようになることでしょう。その結果、わが国における自殺者数や過労死がゼロとなる日が一日でも早く来ることを願ってやみません。
■書籍の概要
題名:「5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった 究極の疲れない脳」
詳細:http://www.achibook.co.jp/books/2473/
出版社:アチーブメント出版
変形四六判・並製本・216頁
発行日2022年8月2日
税込価格:1,496円
ISBNコード978-4-86643-113-0
■書籍の内容紹介
◎予測と現実のギャップが脳を疲れさせる
◎パフォーマンスを高める秘訣は消化器系
◎ハードに働いてもストレスにならないマインドセット
◎脳をひとつの方向に使いすぎない
◎ストレスに強くなる栄養素
◎脳のポテンシャルを発揮する栄養素
◎脳科学に基づいた集中力が途切れない勉強法
■合同会社パラゴンの概要
社名 : 合同会社パラゴン
本社 : 〒107-0062 東京都港区南青山5-17-2 シドニービル502
代表社員 : 櫻澤 博文
事業内容: 官公庁・企業の健康管理部門請負全般、
特に
★「健康経営優良法人」認定制度への申請支援
https://pro-sangyoui.com/healthmanagement
★ストレスチェック制度の構築・運用・実施者対応
https://pro-sangyoui.com/side/stresscheck
★メンタル産業医による休職前・休職中・復職前・復職後支援提供
https://pro-sangyoui.com/industry
★介護支援・介護離職防止
https://pro-sangyoui.com/kaigo
◆総合URL:https://pro-sangyoui.com/
■本件に対するお客様からのお問い合わせ先
合同会社パラゴン お客様相談センター
電話番号:03-6869-0698 平日9:00~17:30
お問い合わせフォーム https://pro-sangyoui.com/contact