2018年08月21日 15時30分
SCSK株式会社

島津製作所 Office 365証明書運用の認証局基盤として「RADIUS GUARD(R) S」導入

2018年08月21日
SCSK株式会社
NECネッツエスアイ株式会社

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RADIUS認証アプライアンスサーバー 「RADIUS GUARD(R) S」
島津製作所のOffice 365証明書運用の認証局基盤として導入

~Office 365証明書運用をグローバル展開し、業務環境の統一化による生産性向上に貢献~
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下SCSK)と、NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:牛島 祐之、以下:NECネッツエスアイ)は、株式会社島津製作所(本社:京都市中京区、代表取締役社長:上田 輝久、以下:島津製作所)に2013年から導入していたOffice 365(*)における証明書運用の認証局基盤として、RADIUS認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD(R) S(ラディウスガード エス)」を2017年2月1日から海外拠点を対象に導入しました。

これにより、島津製作所の拠点においてOffice 365のセキュア利用を実現し、業務環境の統一化による「働き方改革」や「ワークスタイル変革」の推進、週3日の「ノー残業デー」など残業時間を大幅に削減することに寄与しました。なお、売上・利益については、5期連続の増収増益を達成しています。

今後順次適用範囲を拡大させ、本年度を目標に、海外拠点を含めた約13,000のOffice 365のアカウント運用まで、グローバル展開を進める予定です。


1.経緯

島津製作所では、モバイルや在宅などのテレワークをはじめとした、業務の生産性を向上させるための仕事環境整備の一つとしてOffice 365の展開を2013年から開始し、グローバルでOffice 365を利用する計画を進めていました。当初はOffice 365の認証を、グローバルIPアドレスを利用した手法で実現していましたが、国外拠点において、その国や地域によりグローバルIPアドレスを取得できないケースが存在し、Office 365のグローバル展開において課題が発生していました。
これらの課題を解決する手法として、Office 365の認証に「電子証明書」を利用したデバイス認証による端末制御の手法が検討され、この電子証明書の発行と認証をオールインワンで実現する装置として「RADIUS GUARD(R) S」が導入されました。
「RADIUS GUARD(R) S」の導入に際しては、Office 365自体の導入支援も担当したNECネッツエスアイが設計、構築作業を行い、SCSKは技術支援を行いました。

(*)Office 365・・・・Office 365(Microsoft Office 365)はマイクロソフトから提供されるMicrosoft OfficeのデスクトップアプリケーションおよびウェブアプリケーションをSaaS(Software as a Service)型で提供するクラウドサービスです。Office 365には、Microsoft Office のほかに、Exchange Online、SharePoint Online、Skype for Businessも含みます。


2.「RADIUS GUARD(R) S」評価ポイント

機器選定にあたり以下の機能が評価されて「RADIUS GUARD(R) S」が採用されました。
・Office 365の証明書運用・・・・・・・検討当初は「RADIUS GUARD(R) S」は、Office 365に対応していなかったが、要望をもとにSCSKがスピーディに対応を実現
・認証パフォーマンス・・・・・・・・・・・・・国内外の約13,000のOffice 365アカウントを処理可能
・オールインワンアプライアンス ・・・・電子証明書の発行から認証、ワークフロー機能まで一つの筐体で実現
・ワークフロー機能・・・・・・・・・・・・・・・利用申請から承認、証明書の配布、インストールまでスムーズに実現
・導入実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・RADIUS認証およびCAサーバーのアプライアンスとしての多くの導入実績
・拡張性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Office 365のデバイス認証だけでなく、無線、VPNなどのさまざまな認証基盤として利用可能
(「RADIUS GUARD(R) S」は、同一筐体のまま最大20万アカウントまで増設可能)


3.「RADIUS GUARD(R) S」の導入による効果

「RADIUS GUARD(R) S」の導入後の効果として、以下の評価をいただきました。
・Office 365の証明書運用により国内はもちろん、英語対応のワークフローによりグローバル展開が実現できた。
・認証局基盤の稼働を開始してから、トラブルもなく安定してサービスの実現ができている。
・ワークフロー機能による証明書の発行申請から承認、端末への証明書導入まで、容易に実現できるため運用負荷の軽減を実現できた。
・問い合わせへの対応が迅速で、手厚いサポートによる安心を得られた。
・今後のセキュリティ強化に対して、「RADIUS GUARD(R) S」の標準機能による無線LAN認証、VPN認証、スマートデバイス認証への活用に期待が広がった。


4.「RADIUS GUARD(R) S」インタビュー記事の紹介

本件のインタビュー記事を同時に公開しております。併せてご覧ください。
http://www.scsk.jp/product/common/radius/casestudy/pdf/RADIUS_GUARD_S_SHIMADZU_CASESTUDY.pdf


5. 「RADIUS GUARD(R) S」概要

本件で採用された「RADIUS GUARD(R) S」の概要は以下の通りです。
「RADIUS GUARD(R) S」は、スマートデバイス対応の国産RADIUS認証・DHCPアプライアンスサーバーです。
有線LAN、無線LAN、VPNと認証連携し、ネットワークへアクセスする利用者や端末を制限することで、不正アクセスを防止します。また、ネットワーク認証に関する各種機能(RADIUS、DHCP、認証局、LDAP、申請用ワークフロー)を1台で提供し、保守運用の負担とコストを低減します。
「RADIUS GUARD(R) S」には、ハードウェア一体型のアプライアンス版と、島津製作所様が導入された仮想サーバー上で動作する仮想アプライアンス版の2つのラインアップがあります。両モデル共に機能は共通です。
http://www.scsk.jp/product/common/radius/

SCSKとNECネッツエスアイは、今後もRADIUS認証・DHCPアプライアンスサーバー「RADIUS GUARD(R) S」の各種機能を活用し、低コストでセキュアかつ、信頼性の高い効率的なネットワークの実現を積極的に展開してまいります。

■ 島津製作所について
「科学技術で社会に貢献する。」島津製作所は1875年に京都で創業して以来、創業者のパイオニア精神を受け継いだこの社是をもとに、140年にわたって事業を展開してきました。
島津製作所の分析・計測機器や産業機器は、実にさまざまな産業の現場で幅広く活用されており、お客様の事業を通して社会に安心や利便性を届ける一助となっています。
また、医療機関の診断や治療、新薬の研究開発を支援する機器は、人びとの健康を守る医師や研究者をサポートし、その活躍の場を広げています。
URL: https://www.shimadzu.co.jp/

■ SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップでご提供します。
また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。
URL: http://www.scsk.jp/

■ NECネッツエスアイ株式会社について
NECネッツエスアイは、1953年に通信インフラの設置工事を行う会社として設立され、国内・海外における通信インフラの構築、保守に携わるとともに、企業内ネットワークの構築、運用・保守やアウトソーシング・サービスなど、コミュニケーション技術の発展や社会課題の変化に合わせて事業領域を拡大してきました。そして、現在はコミュニケーション・システムインテグレーターとして、企業、通信事業者、官公庁や社会インフラ事業者といったさまざまなお客様に対し、幅広い情報通信システムをSIから施工・サービスまで一貫して提供しています。

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITプロダクト&サービス事業本部 ネットワーク部
電話:03-5859-3034
E-mail:RG-info@ml.scsk.jp
RADIUS GUARD(R) S 製品サイト http://www.scsk.jp/product/common/radius/

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 高野
電話:03-5166-1150

NECネッツエスアイ株式会社
CSRコミュニケーション部 コーポレートコミュニケーショングループ
電話:03-6699-7007
E-mail:contact@dm.nesic.com
URL:http://www.nesic.co.jp/

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