2015年04月15日 15時31分
Masimo

マシモ、Iris ConnectivityとMyViewを搭載したPatient SafetyNet Series 5000を発表

Irvine, CA, Apr 15, 2015 - (JCN Newswire) - Masimo (NASDAQ: MASI)は、シカゴで開催されたHIMSS年次総会と見本市で、Root(R)患者モニタリングおよび接続プラットフォームを通じたIris(TM) ConnectivityやMyView(TM)とともにPatient SafetyNet Series 5000(TM)の発売を、本日発表しました。このPatient SafetyNetシリーズは相互運用性をレベルアップし、手術室からMedical-Surgical Unitにまで臨床医ワークフローを拡大し、医療コストを節減するように設計されています。

現在のMedical-Surgical Unitでは、断続的なバイタルサインのスポットチェック、スタンドアロンのモニタリングシステム、多くの異種レガシーデバイスを使用しているために、貴重な患者データがばらばらに保管されています。デバイスの相互運用性を図る既存手法では、通常、別個のハードウェア、ソフトウェア、ネットワークインフラが必要なため、患者の病室が雑然とし、複雑性の増加、IT管理の煩雑化、コスト増加なども招きます。

データ統合およびワークフロー最適化のレベルアップ

Masimo Patient SafetyNet Series 5000 with Irisにより、Rootは患者に接続している全デバイスからデータを受け取り、室内患者モニタおよび接続ハブとして機能します。全デバイス用のアラームとアラートは、患者の担当医にシームレスに転送されますので、全デバイスデータを患者の電子カルテ(EMR)に容易に文書化することができます。

Patient SafetyNet Series 5000の患者中心のユーザーインターフェースは、すべてのデバイスからのデータをほぼリアルタイムに表示し、患者情報を一元化されたひとつのダッシュボードに送ります。このように全体を見ることができるために、介護者は患者の状況をすばやく調べ、短時間で臨床的判断を行うことができます。

Rootでは患者データの文書化を簡素化するために、臨床医が患者バイタルや、接続しているすべての医療デバイス情報データを容易に検証して、RootからEMRに直接送信できるようにしています。また、データをEMRに定期的に送信できます。Patient SafetyNet Series 5000 Applianceと病院ADTシステムの間のインターフェースを使って、臨床医は肯定的な患者の識別(PPID)のためにベッドサイドでRoot上のADT情報を受け取ることができます。臨床医はまた、体温、血圧、意識レベル、疼痛スコア、尿量などの追加データをRootデバイスに手入力できます。

MyView(TM)を使ってパーソナライズされた表示とレポート

MyViewは無線式存在検知システムで、これを使って臨床医は、Root、Radical-7、Patient SafetyNet View Stationなどのマシモデバイス上にカスタマイズされた臨床プロファイルを自動的に表示できます。臨床医がデバイスに近づくと、臨床医が身に着けたMyViewバッジがデバイスに信号を発して、個々の患者の優先度に合わせてあらかじめ設定されている一連のパラメータと波形を表示します。

MyViewにより臨床医は、ワークフロー最適化にもっとも役立つ方法で医療機器情報を利用できます。また、すべてのマシモデバイスで収集されたプレゼンスマッピングデータにより、臨床医が患者関連のどの業務にどれだけの時間を使ったかがわかります。このため、看護師のリーダーや管理職は、部門、病院または病院システムにまたがるワークフローを最適化するために、患者と臨床医のやり取りに関する分析データを調べることができるようになります。

2012年に行われた病院内のオピオイドの安全使用に関するJoint Commission Sentinel Event Alertでは、手術後の患者に対して、継続的な酸素化および換気モニタリング(スポットチェックを除く)により、投薬の向上を行うように推奨しています。[1] Dartmouth-Hitchcock Medical Centerでは、以前は断続的なスポットチェックしか行われていなかった手術後回復フロアに、Masimo SET(R)とPatient SafteyNetリモートモニタリングおよび無線通知システムを実装してから、救急対応作業の発動件数が65%減少し*、ICUへの移送が48%減少し[2]、年間の機会費用が148万米ドル節約されました。この部門の結果に基づいて、Dartmouthではシステムを7つのMedical-Surgical Unitに拡張したところ、5年間に脳損傷または死亡した患者数は0になりました。[3]

「医療機器の相互運用性は、臨床的意思決定、患者の安全、臨床医ワークフローなどの向上に欠かせない要素です。」と、マシモ創設者でCEOのJoe Kianiは述べました。「残念なことに、多くの技術的障壁や企業間の壁によって、病院が相互接続性を高めることが難しくなっている場合があります。弊社はPatient SafetyNet Series 5000、Root with IrisおよびMyViewの目標として、このような障壁を解消し、オープンで拡張可能な標準ベースの接続ソリューションで患者ケアを自動化するイノベーションを提供することを目指しています。

[1] The Joint Commission Sentinel Event Alert, 2012年;49
[2] Taenzer, Andreas H.; Pyke, Joshua B.; McGrath, Susan P.; Blike, George T. "Impact of Pulse Oximetry Surveillance on Rescue Events and Intensive Care Unit Transfers:A Before-and-After Concurrence Study."Anesthesiology, 2010年2月, Vol. 112, Issue 2.
* 救急対応作業の発動件数減少を65%と算出した根拠は、救急イベントが退院1000件につき3.4件から、退院1000件につき1.2件に減少したことです。
[3] Taenzer A, Blike G, McGrath S, Pyke J, Herrick M, Renaud C, Morgan J. "Postoperative Monitoring - The Dartmouth Experience."Anesthesia Patient Safety Foundation Newsletter 2012年春夏号.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は、患者ケアを大幅に改善する革新的な非侵襲性モニタリング技術のグローバル大手で、「解決不能な」問題の解決を支援します。1995年に同社は、Masimo SET(R)というMeasure-Through Motion and Low Perfusionパルスオキシメトリを発表しました。この製品は誤警報をほぼ無くし、生命を脅かす事象の検知するパルスオキシメトリの機能を向上しました。100件以上の独立した客観的な研究で、患者の動きや末梢かん流などの最も厳しい臨床条件でも、Masimo SET(R)は他のパルスオキシメトリ技術より高い性能を示しました。2005年にマシモはrainbow Pulse CO-Oximetry(TM)技術を発表し、SpO2、脈拍数およびおよびかん流指数(PI)だけでなく、ヘモグロビン総量(SpHb(R))、酸素含有量(SpOC(TM))、一酸化炭素ヘモグロビン(SpCO(R))、メトヘモグロビン(SpMet(R))、脈波変動指標(PVI(R))などの以前は侵襲的にしか測定できなかった血液成分も、非侵襲的かつ継続的にモニタリングできるようにしました。マシモとその製品について詳しくは、 www.masimo.com にあります。@masimoinnovates

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)について

このプレスリリースには、1995年の私募証券訴訟改革法に関連して、1933年の米国証券法第27条A項と、1934年の米国証券取引法第21条E項に定義されている将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、当社に影響を与え、リスクと不確実性の対象となる将来の出来事に関する現在の予測をベースにしています。これらすべては予測困難で、多くは当社にとってコントロール不能であり、将来予想に関する記述に明示された内容が実際の結果が大幅に異なるか逆となる原因となる場合があります。これには次のような各種のリスク要因がありますが、これに限定されるものではありません。

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