Munich, Germany, 2014年10月7日 11時55分 - (JCN Newswire) - 最良の芸術作品は、最後に出品されます。ミュンヘンでの12月5日と6日のオークションでもそうです。日本の偉大な芸術家である白髪一雄の特殊芸術である有名なフット・ペインティング作品により、ドイツの著名アート・オークションハウスであるKetterer Kunstの記念祝年のファイナルに感嘆の声が上がります。

国際オークションマーケットでは白髪一雄の作品に関しては、特に1960年代初期の大型フット・ペインティング作品が 最も人気を博しています。1992年にベルリンの展示会に出品され、今回のオークションではEUR 400.000-600.000の評価額で競りの第一声がなされる油絵「Chijikusei Gotenrai」もその作品の一つです。

白髪一雄は1957年に大阪の画廊において始めてフットペインティング・パフォーマンスを行いましたが、その二年前の1955年に東京の具体美術協会の展示会でのアート・パフォーマンスにおいて肉体の圧力と動作によるワックスレリーフを創作しました。その際、白髪一雄は天井に吊るしたロープにつかまり、足で油絵の具を床のキャンバス上に散らしました。肯定的な反響によるインスピレーションを得た白髪一雄は1959年以降、同じ画法によるキャンバスでの創作を開始し、世界的名声を博すようになりました。

白髪一雄の傑作の他に1945年以降の芸術部門では、例として1980年代後期の人気のある抽象作品 (評価額: EUR 80.000-120.000)に代表されるゲルハルト・リヒターの多くの作品が出品されます。更に カール・オットー・ゲッツ、ヴィクトル・ヴァザルリ 、そして 当然のことですがアンディー・ウォーホールの作品がこれに並びます。全作品から選び抜かれた傑作 -主に1950年代初期の写真とスケッチ-はこの芸術家の専門カタログにも備え付けられています。(以下のプレス記事も参照してください: http://www.kettererkunst.com/press/2014/PreviewA420_Warhol.shtml )

画像: http://image.japancorp.net/japan/topimg/Low_KettererKunst1.jpg
白髪一雄
Chijikusei Gotenrai
キャンバス地に描いた油絵、 1961. 130 x 162 cm (51.1 x 63.7 in)
評価額: EUR 400.000-600.000

クラッシックモダン部門の傑出品としては評価額 EUR 600.000-800.000のアウグスト・マッケのグアッシュ「Unter den Lauben von Thun (散策者のモチーフ)」を挙げることができます。マッケはすでに早期の作品においてアーケード下を散策する人々を題材として取り上げています。しかしながら視覚作用の相互刺激における鮮烈な色彩は、新しいものであり、その表現力を決定しています。これはマッケの創作の最頂期の作品です。マッケが家族とともにトゥーン湖畔のヒルターフィンゲンに旅行し、これまでの束縛から逃れ、自由に新たな画風を模索していた1913年の作品です。新たな転機を得ることのできたマッケの創作活動の証となるこの地での作品は、この芸術家の全作品において最も貴重な作品に数えることができます。

画像: http://image.japancorp.net/japan/topimg/Low_KettererKunst2.jpg
アウグスト・マッケ
Unter den Lauben von Thun (散策者のモチーフ)
鉛筆でのグアッシュ、1913
36.6 x 49.5 cm (14.4 x 19.4 in)
評価額: EUR 600.000-800.000

更に印象的な作品としてアレクセイ・フォン・ヤウレンスキーの「Variation: Fruhling」 (評価額: EUR 120.000-160.000) 、ゲオルク・タッパートの「Kauernder weiblicher Akt」 (評価額: EUR 80.000-100.000)、そして見積もり額EUR 70.000-90.000でオープニングされるドロシア・メッツェル・ヨハンセンの表現主義期の非常に珍しいフィギュア構図に数えられる油絵「Akte」の傑出品の他に、エルンスト・バルラッハ、アルベルト・ビルクレ、オットー・ディックス 、Dodo (=デルテ・クラーラ・ヴォルフ) 、マックス・エルンスト、コンラッド・フェリックスミュラー、エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー 、パウル・クレー、パウル・クラインシュミット、オスカー・ココシュカ、ゲオルク・コルベ、そしてエミール・ノルデ等の有名な芸術家の作品を挙げることができます。パブロ・ピカソの作品は、オリジナルの 版画と選び抜かれたセラミックが出品されます。

2013年秋に専用カタログで始めて発表され、今年度始めにも多大な成功を博した現代芸術部門の出品は更に拡充されました。ここでは アンセルム・ライルのオットー・フロイントリッヒのための混合技法作品 (評価額: EUR 40.000-60.000) とマチコ・エドモンドソン のファッション写真との対決である完璧に描写されたクローズアップ「Cascade」 (評価額: EUR 10.000-15.000)、フィオナ・ラエの「Evil dead」(評価額:EUR 12.000-15.000) の他に、特にアンドレア・ベンダー、ノルベルト・ ビスキー、マルティン・エーダー、トラルフ・クノプロッホ、アティ・マイヤー、デビッド・ナッシュ、ヨハンナ・エーニッケ、コルネリア・シュライメ、ヨリンデ・フォイクト、そしてマティアス・ヴァイシャーの作品が強い印象を与えます。


下見会

11月4日/5日 Ketterer Kunst, Holstenwall 5, 20355 Hamburg*
11月8日/9日 Galerie B. von Stechow, Feldbergstr. 28, 60323 Frankfurt*
11月14日-17日 Ketterer Kunst, Malkastenstr. 11, 40211 Dusseldorf*
11月21日-28日 Ketterer Kunst, Fasanenstr. 70, 10719 Berlin*
11月30日- 12月4日 Ketterer Kunst, Joseph-Wild-Str. 18, 81829 Munchen**
*選出作品 **全作品

ミュンヘンでのオークション

12月5日 クラッシク・モダン
12月6日 1945年以降の芸術と現代芸術
特別カタログ アンディ・ウォーホール (別の案内書を参照)

ミュンヘンに本店を、そしてハンブルクに支店を構えるKetterer Kunst は1954年の創立以来、芸術と書籍の最も重要な競売人の一社として安定した仕事を進めています。ベルリンの画廊とハイデルベルク、デュッセルドルフ、そしてイタリアのモデナにある代理店がこの成功裏に進められる業務に決定的な役割を果たしています。更に展示会、特別オークション、慈善オークション、そして www.ketterer-internet-auctions.com でのオンライン・オークションを繰り返し開催しています。ロベルト・ケッテラーが Ketterer Kunstの所有者、そして業務執行責任者です。

プレス問合せ:
Ketterer Kunst
Joseph-Wild-Str. 18
81829 Munchen
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