2014年09月29日 17時31分
株式会社エンパブリック

いま必要な医療オンライン・サービスは何か?地域医療の現場の医師・実践者が集う対話イベントを開催

近年、日本でも患者や医療関係者を支援するオンライン・サービスが急速に広がっています。医療分野の情報化は進んでいますが、ICTがコミュニケーションのツールとして、十分に活用されているとは言えません。本イベントでは、医療の現場で本当に必要とされるオンライン・サービスが何かを参加者で考えます。医療と市民、ビジネスの垣根を越えて対話を推進しているみんくるプロデュースが、弊社と共同で対話イベントを運営します。

■開催要項
日時:2014年10月13日(月・祝)10:00~13:00
会場:東京大学 医学図書館3階
定員:60名(先着順)
主催:みんくるプロデュース、エンパブリック
参加費:2,500円(税込) ※事前入金制
お申込み・詳細はサイトから
http://peatix.com/event/52278

■本イベントの特徴
ゲストは、オンラインとリアルで、医療コミュニケーションの場を実践されている2名の方が登壇します(※詳細は下記)。本イベントで特徴的なのは、現場の医師らが集い、職種や立場の垣根を越えて対話することです。これまで開催した同様のイベントは、各回およそ50名の参加があり、そのうち、医師が3割、その他医療関係者が3割ほどの構成です。医療機関に勤務している方はもとより、医療ビジネスやウェブサービスの新事業開発に取り組んでいる方にも参考となる内容となっています。

■「みんくるファシリテーター養成講座」とは
本イベントは、「みんくるファシリテーター養成講座」のプログラム(以下、本講座)の一部を公開したものです。本講座は、保健医療分野のファシリテーターとなり、地域や病院をフィールドに対話を促せるまでをサポートするプログラムです。年に数回開催され、年間100名近くが修了します。修了生は「みんくるファシリテーター」と認定され、各地で活動を展開しています。各回20〜25人の医療関係者が集まり、ファシリテーションについて学びます。
※最新の講座(2014年7月21日)のレポートはこちらを参照
http://minclecafe.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-a155.html

■ゲスト紹介
【孫大輔さん】東京大学医学教育国際協力研究センター講師。日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医。みんくるプロデュースの代表として「みんくるファシリテーター養成講座」を主催し、市民・患者と医療者の垣根を超えた対話の担い手を育成している。当講座や学会発表などを通して、みんくるの取り組みへの賛同者は全国に広がっている。情報交換・事務局運営を円滑にするため、オンラインサービスを活用したコミュニティ運営を行う。

【堀里子さん】東京大学大学院情報学環・薬学系研究科医薬品情報学講座 准教授。使用者でないと気がつかないくすりの飲み方・扱い方を、医療者や市民に向けて発信し、「みんなでくすりを育てる」取り組みをオンラインで展開。オンラインのコミュニケーションを一対一の相談に終わらせず、医療関係者と市民双方に役立つ知識を発信している。

【大坂和可子さん】聖路加看護大学大学院博士課程。乳がん女性のサポートグル―プの取り組みに加え、乳がん体験者によるピアサポート活動「聖路加スマイルコミュニティ」で、患者としての経験を話し合う場を提供し、ひとりひとりが主体的に病状に向き合うことを促している。活動グループの運営支援にも取り組む。

■プログラム
1.ゲストトーク&パネルディスカッション
・「オンラインコミュニティを使い、みんなで薬を育てる活動」 堀里子さん (東京大学大学院情報学環・薬学系研究科(医薬品情報学講座) 准教授)
・「患者をサポートする”つながり”に求められること」(仮) 大坂和可子さん(聖路加看護大学大学院博士課程)
・「市民と患者のコミュニケーションに求められること」(仮) 孫大輔 (みんくるプロデュース代表、家庭医、東京大学医学教育国際研究センター講師)

2.カフェ型トーク 「地域医療の質を高めるために、オンラインと地域アクティビティはどう連携できるか?」
○テーブル・テーマ
1)今の地域医療に必要なオンライン・サポートとは?
2)医療者と市民のオンライン・コミュニケーションの可能性と課題
3)患者の意思決定支援に求められるオンライン、地域の環境は?
4)これからの地域医療の質向上に求められるオンライン・サポートと地域アクティビティの連携は?

3.ワークショップ「地域医療に求められるコミュニケーション戦略をつくろう」
※カフェ型トークとは・・・
今や世界的に広がっているワールドカフェをベースに、対話経験の少ない人が参加しやすいように、エンパブリックがカスタマイズしたものです。

◆みんくるプロデュース(代表 孫大輔) http://www.mincle-produce.net/
みんくるプロデュースは、健康・医療をめぐる様々なテーマについて市民と医療者がともに学び対話できる場を通して、コミュニティの健康を考え、対話からアクションへとつながるヘルスプロモーション活動を行っています。対話を中心とした「みんくるカフェ」、学びに重点を置いた「みんくる大学」、全国に対話の場を広げる「みんくるファシリテーター育成講座」などを実施。

◆株式会社エンパブリック(代表 広石拓司) http://empublic.jp/
根津スタジオhttp://nez-studio.jp/
2008年より、場づくりやワークショップの体系的なトレーニングの開発・提供、参画型コミュニティづくり、コミュニティからの社会起業設立サポートを専門的に取り組んでいます。学びと体験のコミュニティスタジオ「根津スタジオ」を運営して、講座には全国でこれまでに延べ約4,000名以上にご参加いただきました。文京区「新たな公共プロジェクト」、小平市との共同事業「シルバー大学」など地域や行政との地域づくり事業のプロデュースも実施しています。

(問合せ先)
■本件に関するお問い合わせ・取材依頼先はこちら
株式会社エンパブリック(担当:長谷川・松井)
TEL : 03-6303-3195/ 電子メール:info@empublic.jp