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2021年11月01日 11時08分

カゴメ茨城工場でYE DIGITALのAI画像判定サービスを活用した夾雑物除去システムが本格稼働開始 〜トマトソース等の製造工場の持続的な品質維持と将来的な労働力不足解消に寄与〜

カゴメ株式会社がこの度、株式会社YE DIGITALの開発したAI画像判定サービスを活用した夾雑物除去システムを同社の茨城工場に導入し、2021 年11 月から本格稼働を開始しました。今回のシステムにおいて、夾雑物判別の自動化が最重要技術課題でしたが、YE DIGITALのAI画像判定サービスを活用することでこれを解決し、将来的な労働力不足の解消につながる取り組みとなりました。
報道関係者各位
                                 2021年11月1日
                              株式会社YE DIGITAL

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カゴメ茨城工場でYE DIGITALのAI画像判定サービスを活用した夾雑物除去システムが本格稼働開始
〜トマトソース等の製造工場の持続的な品質維持と将来的な労働力不足解消に寄与〜
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カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区 代表取締役社長:山口聡、以下「カゴメ」)がこの度、株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役:遠藤直人、以下「YE DIGITAL」)の開発したAI画像判定サービスを活用した夾雑物(*)除去システムを同社の茨城工場に導入し、2021 年11 月から本格稼働を開始しました。
(*)トマトの変色部、皮、ヘタ

https://www.ye-digital.com/jp/files/images/img_20211101.png
(画像)茨城工場に導入したAIを活用したトマトの夾雑物除去システム。AIがトマトの夾雑物を判別し、透明な箱内のロボットが吸引除去する。 【カゴメ様ご提供】


■システム導入に至ったカゴメの課題

今回カゴメ様がAIを活用した夾雑物除去システムを導入したのは、トマトソースやサルサ等の製造工程においてコンベアで流れてくるダイストマト(ダイス状にカットしたトマト)に、夾雑物が混入していないかを確認し取り除く工程です。ダイストマトの夾雑物はトマトの産地によっても差があり、その判別作業は集中力を必要とする熟練作業のため、将来的な人材不足が懸念される中、自動化が課題となっていました。

■導入システム概要

今回導入された夾雑物除去システムは、ダイストマトの画像からAIで夾雑物を判別し、ロボットでその夾雑物を除去するものです。ロボットは株式会社安川電機(以下「安川電機」)製を採用し、システムエンジニアリングは安川グループの末松九機株式会社(以下「末松九機」)が担当しました。
今回の導入前検証では、産地を問わず1つの判別モデルで夾雑物検知を行うことでユーザ側の運用の手間を削減することができ、高い検知精度を実現しました。また、検出した夾雑物を分類し、発生状況を分析・見える化を実現することで、夾雑物混入削減に向けた取り組みにつながることが分かりました。

■導入システムにより解決した技術課題と効果

今回のシステムにおいて、夾雑物判別の自動化が最重要技術課題でしたが、YE DIGITALのAI画像判定サービスを活用することでこれを解決し、将来的な労働力不足の解消につながる取り組みとなりました。


【導入システムの特長】

①認識精度の高さ:個体差に対応
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▶ 画一でない対象物の画像判定において、高い精度を実現
▶ 運用を意識したサービス提供により、容易に導入が可能
▶ 常に新しい汎用アルゴリズムを検証し、提供するサービスに適用することで、高い精度を維持
▶ お客様専用のアルゴリズム作成することで、高精度な検出を実現

②ロボット・コンベア連携:最小で2~3mm の夾雑物の除去が可能
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AI画像判定サービスとロボットによる除去を連動するには、AIの判定結果をロボットに、座標データとして的確に伝達する必要がありますが、位置精度や同期等、技術的に難易度が高く、そのインタフェース開発にはロボット設備の知識を熟知している必要があります。YE DIGITALは、ロボット技術を活用したシステムの実績を持つ末松九機と協力し、AI 画像判定サービス・ロボット・コンベア連携による高速ピッキングを実現しました。

カゴメ様は今回の取り組みを通じ、将来的な労働力不足を解消し、持続可能な製造現場作りを目指されています。

YE DIGITALは、今後もさらにAIエンジンの更新、AI+ロボットでの新たなアルゴリズム開発を進め、お客様の商品の品質安定化と、生産性向上に貢献するよう取り組んで参ります。


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